強み・こだわり
平屋スタイル+αの生活

私たち平屋のスペシャリストがつくる住まいは、
平屋のように暮らせる2階建て住宅「平屋スタイル」を提案しています。
優蔵について

平屋でも高い収納力を実現する「優蔵」
通常の平屋では収納スペースが限られることが多いですが、長建産業の革新的なアプローチにより、
平屋でも収納力を最大限に引き出すことができます。優れた設計と工法により、無駄なスペースを最小限に抑え、
効果的な収納スペースを確保しています。
壁面や階段下、天井の高さを利用した工夫が施されており、
豊富な収納スペースを提供できることで家具や日用品だけでなく、季節品や趣味の道具、
思い出の品々まで効率的に収納できます。
【 『優蔵』とは? 】
蔵とは、日本の農村地域で穀物や貴重品の保管などに使われる建物です。長建産業では、この文化的な価値や歴史に着目し、建築上、本来デッドスペースに当たる部分を見直し作られたスペースのことを「優蔵」と呼んでいます。
設計や工法に改良を重ね、今まで使われずにいた空間を有効に活用することにより、収納スペースを確保する事ができました。趣味の部屋、くつろぎのスペース、お子さまの遊び場、またお父さんの隠れ家など、さまざまな用途に活用が可能です。
【 建築上のデッドスペース 】
デッドスペースができる理由は、建築設計や構造上の制約、機能や利用の優先順位、空間の効率的な利用のバランスなどに関係しています。
建物の構造要素や設備の配置によって、柱や梁、配管、通気口、電気設備などがスペースを占有し、その周囲にデッドスペースができることがあります。
また、建物や空間の効率的な利用を追求すると、一部のスペースがデッドスペースとなる場合があります。例えば、通路や廊下の幅を最小限に抑えることで、利用可能なスペースを最大化することができますが、その結果、逆にデッドスペースができてしまうこともあるのです。
これらは一般的な理由ですが、建築や空間のデザインは個別の要件や制約に基づいて行われるため、デッドスペースが生じる具体的な理由はケースバイケースで異なります。

『優蔵」の活用アイデア
無駄な空間を最大限に活用し、機能的なスペースにすることで生活スタイルもまた大きく変わってきます。
例えば、
「収納スペースとして」
家具や日用品の収納場所を確保。壁の間や階段の下、天井裏にスペースを設け、季節によって使うものを整理したり、使用頻度が少ないものを見えないように隠したりすることができます。
「ワークスペースとして」
仕事や趣味のスペースとして活用することもできます。仕事で使用するものをまとめておくことから作業がしやすいようにデスクスペースを設けたり、書斎やクラフトルームなど集中しやすい環境を整えることができます。
「リラックススペースとして」
くつろぎのスペースとして活用することもできるでしょう。例えば、ベントやクッションを配置して読書コーナーをつくったり、ストレッチやヨガ、瞑想のスペースとして利用することもできます。
「ディスプレイスペースとして」
装飾やアート、写真、また最近ではフィギュアをショーケースに入れて保存・鑑賞することなどに活用することもできます。日常的に展示する場所を設けることはなかなか難しいですが、優蔵があればこういったことも実現が可能です。
「子どもの遊び場として」
子どもの遊び場のスペースを作ることで、安心・安全を整えた部屋の中で気兼ねなく遊ぶことさえできてしまいます。また急な来客時に散らかしがちになってしまうおもちゃたちに慌てることなく、対応できるなどパパやママにとっても嬉しいスペースです。
デッドスペースの有効活用は、暮らし方やニーズによって様々です。立地や空間の広さに合わせて考える必要があります。
断熱性能について

夏でも冬でも、心地よく暮らす
断熱性能にこだわり、快適な住まい環境へ。
良い断熱材だけでもなく、良い設備だけでもない。
高い職人技術が性能を高める。

高性能グラスウール「アクリアネクスト」を標準採用
当社が採用する断熱材は、優れた性能によって快適な居住環境を実現します。外部からの熱や冷気の侵入を抑え、室内の温度を安定させることで、一年中快適にお過ごしいただけます。
アクリアネクストの優れた断熱性能により、冷暖房のエネルギー効率を向上させ、エネルギーコストを削減することができます。電気代の高騰が著しい現代の中、建物の省エネルギー化の立役者となり、お財布にも優しい選択となります。
さらには、優れた音の吸収性能も持ち合わせています。外部の騒音を抑え、静かで快適な環境を実現できることも大きなメリットです。
また、旭ファイバーグラスのグラスウール製品は、過去から現在に至るまでアスベストを一切使用しておりません。グラスウールはアスベストとは異なり、リサイクルガラスを主原料とした人体に安全な人造鉱物繊維です。世界保健機関(WHO)の下部組織であり、最も権威がある国際がん研究機関(IARC)はグラスウールを「ヒトに対して発がん性に分類されない」区分であるグループ3に分類しています。
長建産業は一つ一つに使用素材にこだわり、住まう人にとって、安心安全、長く快適であることを大切にしています。

長建産業の断熱性能は最高等級7まで対応可能
断熱性能は最高等級7まで上げることが可能です。
夏・冬関係なく、家の中では居心地よく快適に暮らしたい。
家のどこにいても自然な過ごし方ができるよう当社では暮らし方に合わせた断熱性能をご提案しています。1階と2階はもちろん、寝室、トイレ、脱衣所などいかなる場所においても温度差が発生しないように工夫が凝らしています。これは断熱材だけではなく、当社が標準装備している24時間全熱交換型換気システム「sumika」(マーベックス社)の効果も大きいです。
これらにより、大胆な吹き抜けや大型の窓ガラスを採用でき、通風、採光にすぐれた、これまでにない自由な空間を実現することができるのです。
耐震制振について

制振ユニット「MIRAIE」を標準装備
先進技術「MIRAIE(ミライエ)」はこれまで橋梁・ビルで多く採用されてきた
確かな実績のある制震技術を新たに木造住宅用にも開発されたものです。
地震への耐久性が大事とされるこれからの地震対策は耐震だけではなく「制震」という技術が大切です。
【 「制震」を目指す画期的な「MIRAIE(ミライエ)」とは 】
最近はどこでどんな地震があるのかわからない時代です。それだけの準備をしておかなければいけないということでもあります。
また、一度大きな地震があったら終わりというだけでなく、その余震にも悩まされる時代となってきました。
そこで当社では、住友ゴム工業が開発した制振技術「MIRAIE」を採用し、耐震等級は最高等級である3を実現しています。
【 MIRAIEの特徴 】
■01.震度7の加振に対して揺れ幅を最大95%低減※
MIRAIE装着とMIRAIE非装着で、建物の上層と下層の揺れ幅(層間変位)を測定。
この結果、地震の揺れ幅を最大95%低減できることが実証されました。
※2017年1月京都大学防災研究所での実大実験結果による。
■02. 繰り返す地震に効果を発揮
本震だけでなく、何度も発生する余震から住まいを守りつづけます。
地震によるダメージを軽減するので、補修を最小限にとどめます。
■03. 高い制震性能が長期間つづく
MIRAIEの「高減衰ゴム」は、90年※経過しても性能がほとんど変わらないことが実験で確認されています。メンテナンスの必要もありません。
※促進劣化試験の結果による。
構造について

長建産業の建てる家には、こだわりの構造があります。
木の風合いはそのままに鉄骨構造にも負けない強度を生み出すLL構法。
三世代にわたって、永く住み継ぐための耐久性を生み出す設計・構造が長建産業の神髄です。
【 LL構法 】
建物の耐久性は、建築部材、設計、施工品質、環境要因など多くの要素に影響されます。特に木造住宅の弱点とされてきた建築接合部の「強度の低下」「剛性の低下」「劣化・風化」は長年職人たちの頭を悩ませてきました。
従来の木造住宅は”ほぞ”による接合でした。これは部材の断面欠損が大きく強度的にも不安が残るもので、補強のために様々な金物を使用してきましたが解決には至りませんでした。そこで近年、住宅使用構造金物として開発された「LL構法特殊ジョイント金物」を当社では採用しています。
このLL構法特殊ジョイント金物は接合部の強度を向上させるために使用され、従来の木造住宅の接合部に比べて3.4倍の強度を誇ります。

快適な居住環境を実現するための「気密性」
気密性と快適性は密接な関係にあります。適切な気密性を持つ建物は、外部の気候条件から室内を守り、気持ちのいい居住環境をつくってくれます。
では、「適切な気密性」とはどうしたらつくれるのでしょうか。
その答えは、建物の構造、丁寧な施工技術が重要になります。これらを絶妙なバランスで設計・施工しながら、快適性とエネルギー効率を両立させることで適切な気密性を実現することができます。
私たちは、こうした適切な気密性から室内温度の一定化や吸音性能、さらにはエネルギーコストの削減までプランニングの段階から検討を重ね、独自技術とノウハウを活用して、住まう人にとって理想的な環境をつくることを大切にしています。
私たちの強みについて ~自社工場と技術に基づく対応力~

どんなことにも対応できる自社のプレカット工場がある。
従来の木造軸組工法では職人が建築現場で切断から加工まで全て行い、組み立ていました。これでは限られた時間の中で効率が悪く、対応できることの幅にも制約がある状態だったのです。
プレカットとは、事前に(プレ)切断(カット)するという意味です。私たちはこのプレカットを専門に行う工場を構えています。高度な切断機械やコンピューター制御システムを使用して、精密な寸法や形状の木材を生産しています。これにより、施工対応の幅が広がり、また建築にかかるスピードが向上することで、コストの削減、延いてはお客様のお財布にも優しくなっていきます。
さらには、自社で管理するからこそ、大切な資材に目が行き届き、高品質・高精度を保つことができるのです。

「プレカット×職人技術の高さ」が骨頂のメリット
私たちは自社工場でプレカット・加工されるエンジニアリングウッド(JAS構造用集成材)を採用しています。この集成材は天然木材の長所はそのままに、反り、ねじれ、割れ、伸縮などの欠点を解消し、収縮や膨張して変化する無垢材と比べて高い強度を実現してくれます。
プレカット・現場施工のプロフェッショナルによる正確な寸法、効率的な作業、品質の確保によって、職人は細かな部分に気を配ることができます。家づくりは目には見えない部分が多く存在するからこそ、細部にこだわりを持って集中できることは何にも変え難い長建産業の強みです。