千葉県 幕張展示場コンセプト

装飾を削ぎ落としたシンプルな白い箱の間から、内部のシンボルツリーが垣間見える外観。
中に広がるのは、大テーブルを中心に、家族がそれぞれ心地よく過ごせる共有の広場「co-living」。
多様化する家族の過ごし方を大らかに享受する、新しい集いの空間です。

テーブルの中央に配したシンボルツリーから木洩れ陽が降り注ぐ、居心地のいい「co-living」。家族が程よい距離感を保ちながら、それぞれ自由に過ごせる共有の広場です。視線の先に常に植物の緑が映り、移りゆく季節とともに暮らす豊かさに包まれます。

暮らしに安らぎや楽しみをもたらす２階ルーフバルコニー。お天気の良い日は、青空の下で食事やお茶を楽しんだり、友人を招いてパーティーを開いたり。ガラス越しに縦につながる「co-living」に光と外気を届け、屋外との近さを印象づける役割も担います。
隣接するルーフバルコニーと一体的に使用できる「離れ」は、ガーデンファニチャーなどを収納する場所としても重宝します。

家族のつながりを生む、 共有空間と程よい距離感。
家族の過ごし方が多様化する現代に、住まいにも新しい空間の形が求められつつあると感じています。そんな思いから「co-living」は生まれました。
木洩れ陽が降り注ぐ大テーブルを中心に広がる、のびやかな空間。食事時には皆が集まり、それ以外は家族の気配を身近に感じながらも、程よい距離感を保ちながら心地よく過ごせる。
仕事をしている横で子どもたちは勉強したり、スマホやタブレットで好きな音楽やゲームを楽しんだり。そして、各自が自由に楽しみ活動している様子を、大らかに見守るのが、「co-living」。従来のリビングのイメージとは異なる共有空間と、その周囲に点在する部屋を回遊する動線が、家族のつながりと快適な暮らしをかなえます。

「co-living」を中心に、それぞれの個室を 点在させた空間構成。部屋と部屋の間に 生まれる隙間の抜けからも、視線の先の 緑や光と風が届く、いつも自然を感じ られるゾーニング。

吹抜けから視線が空に抜け、気持ちのいい開放感に 包まれて。ソトとのつながりと立体的な広がりが、 家族それぞれの時間を心地よく受け止めます。

「個」のスペースが、核となる「co-living」につながり、回遊できる空間構成。
家族が集う共有の広場「co-living」を中心に、その周囲に水廻りエリアやキッチン、シアタールーム、和室などの各個室を点在させました。たとえばシアタールームは、お気に入りの映像や音楽に一人でどっぷり浸りたいときなど、音量を上げたり、照明を暗くしたりと、共有スペースでは実現しにくいことを好きにかなえられる、自分の世界に没頭できる趣味の空間です。
玄関に隣接する和室は、あえて靴を脱いで入る「離れ」的な存在に。こだわりのしつらいが、お客様のための特別感と上質感を演出します。それぞれ一つの箱のような「個」のスペースが、集いの場である「co-living」につながり、しなやかに回遊できる空間構成となっています。また、アプローチから玄関に入り「co-living」へ、キッチンから水廻りエリアへ、シアタールームへと移動するとき、通路の先にソトの景色が垣間見えるよう随所にガラス窓を配しました。
居場所を変えるたびに、ウチとソトがつながっているような、不思議な感覚に包まれるとともに、よりいっそうの広がりを実感します。空間のもたらす心地よさが、それぞれ過ごし方の違う家族を大きく見守り、つながりを育んでくれる。新しい発想に満ちた、これからの住まいです。

周囲に気遣うことなく音楽や映像を思い切り楽しめるシアタールーム。「co-living」とは異なる、より「個」の楽しさを満喫できるスペース。